2010年01月11日

知られざるコラボレーション

家の敷地内にはこんな感じの古いドラム缶が至る所に置いてあるのですが、これって何だか分かりますでしょうか?
Komi.jpg
???

正解は
KOMI → コミ → ゴミ
で、ごみ箱のことです

こんな感じでパラオにはそのままパラオ語になった日本語や日本語を由来とするパラオ語がたくさんあります。

あとこれ、
parrot.jpg
オウム(白いものは外来種)

これはオウムですが、パラオ語ではヤッコチャンといいます。

オウムは日本統治時代に初めはペットとして持ち込まれたのですが、そのオウムがたまたま“やっこちゃん”と言う名前だったそうです。その後パラオでオウムが野生化して繁殖したのですが、合わせてこの名称もオウム一般を指す言葉としてが定着したそうです。

その他にも日常生活の中にも非常に多くの日本語が取り入れられています。家庭にある物もデンキ(電気)とかテンジョー(天井)とかセンプウキ(扇風機)とか日本語がそのまま通じるものが非常に多いです。
サッポロイチバンとかアサヒ(ビール)とかも通じます。

英語が堪能なパラオ人同士はよくパラオ語と英語を混ぜて話をじます。

今朝、出掛けにうちのホストマザーが娘に、
Close the mado!
と何気なく言っていました。

これ、漢字で書くと、
Close the 窓!
です!

日本だったらただの英語ができない中学生ですが、パラオではこれを母親が真顔で言い、娘はふつうに「はーい」といって窓を閉めているんです。

しかもこれだけ堂々と話すと全く違和感がないです。
むしろある意味美しささえ感じます。

日本人もアメリカ人もイギリス人も誰も知らない太平洋の真ん中で、こんな不思議なコラボレーションが実現しています。

人気ブログランキングへ
posted by yort at 13:27| Comment(0) | TrackBack(0) | パラオの習慣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月09日

パーティの準備

仕事から家に帰ってみると、家の敷地内に大勢の男達が集まって何か作業をしていました。近所の人や親戚から普段は家に来ないような人までいたので何かと思って聞いてみると、どうやら明日マルキョクでNew Year Partyがあり、そのための食材の準備をしているとのことでした。

2つのグループがあって、ひとつはを何かの葉っぱに包んで糸で縛る作業でした。やり方を教えてもらってちょっと手伝ってみました。
(この状態にしてから調理するらしい)
Babi7.jpg Babi8.jpg
魚を葉っぱで包む

そしてしばらくするともうひとつのグループの真ん中にどこからか軽トラックが何かを運んでやってきました。

満を持してが登場です。
豚が到着すると男たちがおもむろに豚をさばき始めました。

◆パラオ式豚のさばき方
 1.まず豚の毛をナイフで剃る。
 2.豚をバーナーであぶってさらに細かい毛を焼ききる。
   Babi.jpg
   バーナーであぶる

 3.豚を仰向けにする。のど元からナイフで縦に裂く。
   Babi2.jpg
   仰向けにする

 4.内臓をすべて取り出す。

丸焼きの場合はこの状態で焼きます。
しかし、今日はここからさらに調理しやすいようにカットしていきます。

 5.足、胸、背中、・・・と各パーツごとにカットして取り出す。
 6.さらに調理可能な大きさにカットする。
   Babi3.jpg
   さらに細かくカット

こんな感じで目の前で、マグロの解体ショーばりに瞬く間に豚一頭がさばかれていきました。
最終的にはこうして肉と内臓になりました。
Babi4.jpg Babi5.jpg
カットされた肉           内臓

あ、それとあともうひとつ・・・、
Babi6.jpg
悪ノリです・・

パラオではお葬式や結婚式など親戚や近所の人が集まるイベントではよく豚が振舞われるので、こうしてよく豚をさばくそうなのですが、実際に目の前で見たのは初めてでした。

あの大きな豚をあっという間に解体していく手際のよさにちょっと感動すら覚えました。

人気ブログランキングへ
posted by yort at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | パラオ生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月08日

パラオ16州

国会の裏にある広場にはパラオ全16州の旗がパラオ国旗を中心に半円状に並んで立てられています。この16本の旗は毎日担当の職員が朝8時過ぎに掲揚し夕方降納しています。
(国旗だけは24時間揚げっぱなし。あと雨の日は揚げない)
StateFlags3.jpg
毎朝の州旗掲揚

こうして見ると結構壮観でパラオは全16州から成り立っているということが良く分かります。
StateFlags2.jpg
海をバックにパラオ16州の州旗がならぶ

でも確かにパラオには16州あるのですが、実際は、
  1.コロール州   12,676人
  2.アイライ州    2,723人
    ・
    ・        その他の州は数百人
    ・
  16.ハトベイ州    44人

という感じでパラオはコロールというひとつの州に超一極集中しています。(人口は2005年現在)
国会の下院議員16人も各州から1人ずつの選出なので、一票の格差はかなりのものになっているはずです。

このあたりを問題視してかはどうかは分かりませんが、1981年に制定された憲法には、
『コロールを暫定的な首都として、10年以内にバベルダオブ島(本島)に恒久的な首都を指定する』
との旨が書かれていたそうです。

この遷都計画はクニオ・ナカムラ元大統領のときにようやく動き出し、2006年10月1日の独立記念日にやっとマルキョクに遷都しました。

しかしその後3年が経ちますがコロールへの集中が緩和されたという話はほとんど聞きません。マルキョクはいまだ人口350人ほどです。
首都から一歩離れれば、そこは依然として昔ながらのゆっくりとした時間が流れています。
Melekeok4.JPG
マルキョクの街並み
バベルダオブ島地域の発展はまだまだこれからです。


ちなみにこの国会の州旗、年明けの仕事始め(1/4)からすべて半旗になっています。16州のひとつカヤンゲル州の酋長の一人が先日亡くなられたそうです。
StateFlags.jpg
すべて半旗

人気ブログランキングへ
posted by yort at 16:07| Comment(0) | TrackBack(0) | パラオの習慣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。