2010年03月26日

総統訪帛

本日、台湾の馬英九総統がパラオを訪れました。
キリバス、ツバル、ナウル、マーシャル諸島、ソロモン諸島と太平洋諸国を歴訪してきて最後の訪問国がパラオでした。マルキョクでは首都の建物のあちこちに中華民国(台湾)の国旗が飾られていました。
Taiwan.JPG Taiwan2.JPG
マルキョクは歓迎ムード

ちなみにパラオは漢字で書くと帛琉なので台湾では帛琉と書かれます。

パラオにとって台湾は
アメリカ、日本、オーストラリアなどに次ぐ主要な経済支援国であり、

台湾にとってパラオは、
いまや数少なくなった台湾を承認する国の一つです。

中華民国(台湾)を承認し外交関係のある国は年々減少しいまや世界で24ヶ国しかありません。そのほとんどが中南米や前述の大洋州の小国で、経済援助を目当てにしている国が多く、国連などの国際機関では中華民国の意見に賛成するけれども、それほどの政治力を持っていない状態です。

しかし、少数でもこうした承認してくれる国家があることは、主権国家としての存続に必要不可欠だと歴代の中華民国の政権は認識しているそうです。

ここパラオでも、中国との競争関係もあり近年は台湾からの援助が増えてきています。額ではアメリカや日本には及ばないですが、地方州や小規模案件を中心に援助を行っており、その存在感を増して来ています。
マルキョクでも現在、メイン道路の舗装工事や野球場の建設などが台湾からの支援で行われています。
Taiwan3.JPG
台湾支援による開発プロジェクトは多い

午後1時過ぎ、トリビオン大統領に表敬訪問するためにマルキョクの大統領府に到着しました。
前回の陳水扁総統の訪問時は警備が非常に厳しく、親切心から建物のドアを開けようと近寄ったパラオ人国会職員が警備員に殴られて血だらけになったと言っていましたが、今回はそれほどでもなく外国人でも近くまで行くことができました。

大統領府での表敬訪問後、大統領と馬英九総統がそろって国会の中庭に出てきました。
PresidentMa.JPG
トリビオン大統領(左)と馬英九総統(右)
2人はずっと英語で話ししていたので何話してるかと思って近寄って聞いてみたら、

 大統領 「ペリリュー島では先の大戦で激しい戦闘があって
      1万人以上の兵士が亡くなりました。」

やっぱパラオを語るうえでは大東亜戦争は切り離せないか・・。

 大統領 「パラオ語には日本語を起源とする単語が多いんですよ〜。
      デンキバシラとか。」

ん??意外と軽い。


馬総統はその後、コロールに移動して夕方には台湾チームとパラオチームの野球の試合を観戦して、翌日はロックアイランドを訪問して台湾に帰国するそうです。

今日は朝から職場中みんなそわそわしていて何ひとつ仕事になりませんでした。

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posted by yort at 11:57| Comment(0) | TrackBack(0) | パラオ政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月25日

帳票出力なる

先日から取り組んでいた賃金・税金帳票でしたが、とりあえずAccessのレポートはすぐにできたのですが、

もって行ってテストするたびに、

「小数点の位置がちょっとちがうなぁ」
「文字のフォントとサイズが微妙に違う」
「勤務先コードごとにグループ化して出さないと・・」
「雇用主名が途中で切れてる気がするなぁ」

とか色々と突っ込みを入れられ(人には厳しい)、何度か修正を余儀なくされました。

それでも、何度かカチンときながらも修正を繰り返しなんとか完成。

しかしその後、今度はコンピュータールームにある実際に出力に使うドットプリンターの連続用紙(continuous forms)印刷の設定がよく分からず、
DotPrinter.JPG
ドットプリンターの設定に苦戦

何回やっても

 印字がずれてしまったり、
 1ページ目はいいけど2ページ目からずれてしまったり、

苦戦しながらも、やっと正常に出力されるようになりました。
Report.JPG
ついに出力!

これ、学校に進学するときなどに親の収入を証明するものとして必要なものだそうで、結構重要な帳票でした。


今回はこれでなんとかなりましたが、今後は同様のレポートやフォームをAccessデータベースを使って自分たちで作れるように、作り方を担当者に教えてないといけません。

パラオ人には、理論から教えるより、今回のような簡単なデータベースを実際に作らせて全体の手順を覚えてから、理論的なことを教えていくほうが効率がいいように思います。

データベースは社会人になって新人の時に最初の仕事で担当した分野。
ムチャ振りされて当時必死で勉強した頃のことをちょっとだけ思い出しました。

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posted by yort at 16:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ボランティア活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月24日

腐敗政治

こないだまで、アジア諸国の国会議員がマルキョクに集まり、アジア議員会議(Asia Parliamentary Assembly committees:APA)が開催されていました。
期間中はマルキョクでもスリランカ人やイラン人、ロシア人など普段はまず見ないような外国人の姿を見かけました。

41の加盟国と17ヶ国のオブザーバーからなり、アジア地域の平和の達成を目的として結成された会議で、日本はオブザーバー参加をしていて、今回も衆議院から代表者が参加しました。
OEK.JPG
パラオ国会議事堂

そのなかで議論されたテーマのひとつが政治の腐敗防止、汚職の撲滅

発展途上国などでは依然として汚職が横行していて、大統領など為政者が変わると、前の為政者が逮捕されることがよくあります。

ま、でもここパラオではさすがにそんなことはないだろうと思っていたのですが・・、

この間さっそくマルキョク州の知事が辞任しました。

原因は公金の横領容疑です。
地元のパラオ人によると、公金を使って

自分の車を買ったり
地元の有権者にばら撒いたり
アメリカに家を建てたり


結構やりたい放題だったようです。

しかもマルキョク州憲法で、州知事の任期は2期8年までだったのを、自ら憲法を変えて20年近くにわたって権力の座に居続けたそうです。
Governer'sHouse.JPG
州知事宅(立派!)

地元の人達は皆すべて知っていたけれど、回りはみんな買収されたgovernor派で固められていたし、前大統領も黙認していたためどうにもならなかったとのことです。

昨年、大統領が変わってやっと調査が入り今回の摘発となりました。

いまちょうど裁判で争われていますが、300件以上のもの罪で立件されています。

これに伴い近々またマルキョクで州知事選挙が行われます。
StateOffice.JPG
マルキョク州政府(家のすぐ隣)

途上国の発展の阻害要因のひとつにこうした腐敗政治の存在があります。
ただパラオでは新大統領就任以来、個人的には状況は好転してきているように感じます。

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posted by yort at 09:58| Comment(0) | TrackBack(0) | パラオ政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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