2010年03月05日

新しい土地

うちの職場(キャピタル)はマルキョク州にあるのですが、もともとコロールにあったものがマルキョクに移転してきた関係で、ほとんどの職員はコロールに住んでいて毎日片道35kmを車で通勤しています。

うち1人はコロールのガルベエッド(Ngrbeched)という集落に住んでいます。
ここは、国立博物館やコロール小学校などがありコロールでも比較的人口の多い地域です。パラオ語で『新しい』という意味のべエス(beches)という単語が語源になっていて、直訳すると「新しい土地」という意味です。

kororj.gif
ガルベエッド(Ngarbeched)の集落

パラオはその昔州ごとに戦争を繰り返していたと言うのは以前の記事でも書きましたが、コロールも近くのアラカベサン島やバベルダオブ島のマルキョクなどと戦争をしていたと言います。

そんな時代にロックアイランドには島々を転々と暮らす部族がいました。彼らはカヌーの使い方などに長け、戦闘にとても強いと評判の部族でした。
コロールの人々はこの部族を雇って他の州と戦い多くの戦いに勝利したといいます。

戦いの後、コロールの酋長アイバドルが彼らの戦績を称えコロール島の一部を彼らの住むための土地として与えました。
以来その土地は「新しい土地」つまりガルベエッドと呼ばれるようになったと言われています。

Rockisland.jpg
ロックアイランド
ちなみにこの部族はウミヘビを神様として崇拝する習慣があるそうなのですが、現在、マルキョク州の一部の集落にも同じくウミヘビを崇拝する集落があるそうです。

偶然なのか、共通の祖先をもつ人達が移住したものなのか、この辺りはパラオ人の間でもあまり知られてはいないそうです。

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posted by yort at 16:27| Comment(0) | TrackBack(0) | パラオの習慣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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