2010年11月02日

パラオの権威

パラオ国内で最も権力を持った人といえばもちろん大統領ですが、権威を持った人といえば、それはおそらくパラオに2人いる大酋長(High-chief)ではないかと思います。

パラオは16州各州に伝統的な酋長が存在するのですが、中でも東と西を代表する2人の酋長が特に権威があり大酋長と呼ばれています。西はコロールの酋長アイバドゥール、東はマルキョクの酋長レクライです。
Rekrai.jpg
大酋長レクライ

マルキョクではよくこの両者がいっしょにいるところを見かけます。
先日もマルキョクのカフェでちょっとした会談が行われていました。

はじめに大統領が公用車で現れました。大統領だけあってさすがにレクサスで登場。
Lexus.JPG
大統領はレクサス

しばらくしてレクライも車でカフェに姿を現しました。一方こちらは庶民的に日本の中古車。
HChief3.JPG
レクライは中古車

しかし、レクライの乗ってきたよく車を見ると、
HChief.JPG

ナンバーじゃない!

マルキョクの行政府の建物の中には大統領府のそばに首長評議会(Council of Chiefs)というものが存在します。役割は『伝統的な法律と慣習について、また、これらのパラオ共和国憲法と法律との関係について大統領に助言すること』と決められています。

大統領を頂点とする世俗権力と大酋長を頂点とする伝統的価値観に基づく権威。パラオではこの両者が別々に分かれて存在しています。

こういった国ではきっと独裁者のような存在は生まれにくいのだろうと思います。

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posted by yort at 16:29| Comment(2) | TrackBack(0) | パラオの習慣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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