2011年01月31日

増税ふたたび

パラオが抱える問題の一つにゴミ対策があります。

パラオはごみの焼却炉を建設・運営管理するほど財政に余裕もなく、ゴミを燃やしたときに発生する有害物を安全に処理する技術もないため廃棄物用の焼却炉はありません。
そのため、収集したゴミを埋め立てて放置して自然分解させるという方法がとられています。

コロールにはM-Dockという場所にパラオで唯一の大規模なゴミ処理場があります。
Gomi_Koror.jpg
パラオ語で「ゴミステバ」

この処理場、このままのペースでいくとあと2〜3年もでいっぱいになるといわれています。

そのため、この施設の効率的な使用や新しい代替施設の建設など、環境保全を図りつつも増え続けるごみ対策をいかに行うか考えていく必要があるのですが、慢性的な財政難のパラオではなかなか対策が打てずにいました。

しかしこの度、このゴミ対策のため暑いパラオでは欠かせないこれに目をつけました。
PalauBeer3.jpg
ビール以外もペットボトルのジュースや水も

これらの飲み物に一律で一本あたり10セントの税金を課すことでゴミ対策のための財源を作ろうとしています。(施行はまだ先)

消費者から見るとビール、ジュース、水などほとんどの飲み物が値上げになります。
ちなみに飲んだあとに空の容器を回収センターに持って行くと5セント返ってくるそうです。

ただしこれ条件がきちんとついていて、
『回収されるペットボトルはきれいな状態で』
つまり、
PetBottle.JPG
ビートルナッツ使用済

↑これは不可だそうです。

以前の記事でも書いたようにパラオではみんなビートルナッツをやった際に出る唾液を空き缶やペットボトルにペッペッと吐いていますが、お金が絡んでくるとこれも減っていくかもしれません。

環境問題に端を発した増税ですが、意外なところにも波及しそうです。

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posted by yort at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | パラオ政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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