2011年04月07日

ファイナル・ミッション

パラオでの生活もあと2ヶ月と少しになりました。
今まで色々な事をしてきましたが、このまま自分が日本に帰ったときに何が一番困るだろうと考えると、やっぱり今まで自分で設定したり、作ったり、暫定的に引き継いだ内容がストップしてしまうことのような気がします。

そんな話をシステム部門の担当者と話していると、彼が
「うちの若いスタッフにぜひそれらを教えてやってくれ!」
と言ってきました。
ISSS.JPG
システム部門のスタッフ

これ一見普通の発言に聞こえるのですが、かつてはこの同じ人が「おまえは日本スパイか?」と言ってマシンルームに入れてくれなかったこともあり、その頃には考えられなかったような言葉です。

ここ1年での色々なトラブル対応(基本丸投げ)のおかげでやっと信頼関係が出来てきた気がします。

とりあえず残りの期間も考えて、下記のミニ・ワークショップをシステム部門向けに行うことにしました。  
  1.メールサーバーとLINUXの基礎について
  2.WebサーバーとHTML&CSSについて
  3.ネットワークのトラブル対応について
  4.PCのトラブル対応とウィルス対策について


今日はその第1回目。
メールのしくみとCapitolでのメールサーバー構成、それに伴って必要となるLinuxの基礎について1時間半ほどワークショップを行いました。(出席者は2名)


ちなみにタイミング悪くちょうどこの準備をしている時に、以前訪問したパラオコミュニティカレッジ(PCC)との間で知らないうちに話が進んでいて、なんとJICAで授業をいくつか受け持つことになっていました。

しかもその内容というのが、  
  ・Webページ作成講座
  ・PCトラブルシューティング講座

と重なりまくり。

授業をするとなると、ある程度の体系的な教材を作ったりする必要があって職場内で行うのと比べて圧倒的に大変なので少し迷いましたが、上記のWebページ作成講座を引き受けることにしました。

もちろんうちのスタッフはこの授業は強制参加で。

PCC.JPG
Palau Commnutiy College(PCC)

同僚やパラオの学生へのコンピュータの授業。
けっこう大変そうですがこの一連の活動がパラオでの最後の仕事になりそうです。

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ラベル:Linux メール 授業 PCC
posted by yort at 10:14| Comment(2) | TrackBack(0) | ボランティア活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月04日

新システム稼働

本日4月4日、いよいよ飲料容器のリサイクル法案が施行されました。
今日から輸入時にペットボトル、カン、ビンなどの飲料容器に対して1個あたり一律10セントの税金が課せられるようになりました。

2月の初めから要件定義〜設計・開発に取り組んでいた、このリサイクル税を徴収するための新システムも今日からついに本番稼動を始めました。

いちおうマルキョクの職場で、何かシステムトラブルがあったときのために備えてはいましたが、特に問題もなく動いてるようでホッとしました。

職場からの帰りに家の近くのお店に寄ってビールを買ったら、やっぱり以前より値上がりしていました。
  自分「これ、新しい税金含んでんの?」
  店員「うん。水はプラス5セント、ビールとソーダは、えーっとプラス20セントね。

stoang2.JPG
行きつけの売店

予想通りちょっとした便乗値上げでした。

マルキョク州には全部で3つお店があるのですが、そのうちのもう一つにも行ってみたらやっぱり水は+5セントでその他は+20セントでした。

この施策、60セントのソーダが80セントに値上がりするので値上がり率はかなりの割合で消費者からは結構評判が悪いです。
でも今のところマルキョクでは混乱もなく落ち着いているようです。

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posted by yort at 14:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ボランティア活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月02日

パラオの高等教育

かつてパラオは日本の統治下に置かれていましたが、その時代は日本人向けの小学校の他、パラオ各地(ガラスマオ、ガラルド、マルキョク、コロール、ペリリュー、アンガウル)に公学校がありパラオ人の子供はそこへ通っていました。

公学校には義務教育課程である本科(3年)と優秀な成績を修めた者が進学できる補習科(2年)があり、カリキュラムの半分は日本語の教育時間だったといいます。
そしてさらに補習科の中で特に優秀な生徒は、コロールの木工徒弟養成所への進学して高等教育を受けることが可能でした。
この木工徒弟養成所は元々は建築技能のための学校でしたが後に土木課や機械課が設置され総合的な職業訓練学校になりました。

ちなみに今でもこの学校があった辺りはパラオ人のあいだでモッコーと呼ばれています。
Mokko.jpg
木工徒弟養成所(当時)

現在はもちろんこの学校はなくなってしまいましたが、現在パラオにはパラオ・コミュニティ・カレッジ (Palau Community College:PCC)という専門学校があります。
PCC.JPG
パラオ・コミュニティ・カレッジ

ここでは機械、電気などの工学系から日本語教育まで多くの専門コースがありますが、その中にもちろんコンピュータ関連のコースがあります。

以前からボランティア活動の一環としてコンピュータ教育の支援ができないかという話があり、今日は実際に、朝から他のITボランティアと一緒にPCCのコンピュータクラスの授業見学に出かけました。

うちの職場とは違って、さすがに若者が多くて活気がある!

構内を歩き回って教室まで行き、さっそく授業を見せてもらいました。

1時間目:ネットワーク
教室は広く実習用のパソコンも20〜30台もある本格的な教室でしたが学生は3名だけ。
でも意外なことに(?)みんな思っていたよりずっとまじめに授業に取り組んでいました。
PCCclass.JPG
結構真剣

2時間目:データベース
データベースの理論についての授業。学生は2人増えて5名。
学生から質問も出ていて活発な感じでしたが、ちょっとこれではイメージがつかみづらいだろうなーという印象でした。

3時間目:プログラミング
Visual Basicのプログラミングのコースらしかったのですが、今日はたまたまテストの日でした。
テスト中はずっと暇だったので教室の壁に貼ってある問題をやって暇つぶししていました。
PCCclass2.JPG
Green、Yellow、Purp…(あっ)

パラオでコンピュータを学ぶ学生たちにどんなサポートができるだろうか・・?これからちょっと考えてみる必要がありそうです。

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ラベル:パラオ 教育
posted by yort at 18:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ボランティア活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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